山猫文庫第3版

書評と軍事史関連のレポート、その他ニュースを見て感じたことなど日常のあれこれについて。 

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海の修道士=地獄の吸血鬼

1166022422.png 昨日紹介した「奇怪動物百科」の中に、「海の修道士」という生き物の話が出てきました。左に載せた図が、その「海の修道士」の肖像です。「奇怪動物百科」から、適当になるべく忠実に模写してみました。
 もともとは、コンラッド・ゲスナーConrad Gessnerという16世紀スイスの医師が、著書「動物誌」に記録しているそうです。
 トゲだらけの手足に、衣服なのか皮膚なのかわからない胴体。頭は禿げています。人を見かけで判断するのはいけませんが、私には仲良くなれる自信は無い姿です。とりあえず、握手はしたくありません。

1166022401.jpg しかし、ふと気付いたのですが、なんとなく見覚えのある気がします。顔が知り合いに似ているのかなどと考えた挙句、思い出したのがコウモリダコ氏のことです。
 トゲだらけのたくさんの足、スカートのすそのように広がった膜と、良く似ていませんか。トゲこそ付いていませんが、ちょうど手のようなヒレまで持っています。

 コウモリダコは、「地獄の吸血イカ」という意味の学名Vampyroteuthis Infernalisを持つ、イカ・タコの遠い親戚だそうです。いわゆる生きている化石で、中生代の海生爬虫類の化石のお腹の中から、足トゲの化石が大量に発見されたケースもあったと思います。

 この「海の修道士=吸血鬼」仮説には、残念ながら難点があります。
 ひとつは生息海域の問題。コウモリダコの生息地は、暖かい海のようです。しかし、ゲスナーによれば、海の修道士が捕獲されたのは、ノルウェーとスコットランドという北方海域で各1例のみとのこと。矛盾してしまいます。
 もうひとつの問題は「顔」がないこと。毛が生えていないのは合っているのですが。

 それでも、難点には目をつぶって、あえて言おう。
 奇怪海洋生物「海の修道士」は、確かに実在した!!
 善人面した「海の修道士」の正体とは、数億年も生き続ける「海の吸血鬼」だったのだ!!


追記
 コウモリダコが登場するらしい漫画までが実在した!!
 新居さとし「うみんちゅ」という作品。詳しくは、作者のブログの当該記事参照のこと。
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