山猫文庫第3版

書評と軍事史関連のレポート、その他ニュースを見て感じたことなど日常のあれこれについて。 

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シベリア抑留者へ給付金、財源は平和祈念事業特別基金の残額

シベリア抑留に給付金支給へ、特措法成立見通し
「第2次大戦後、旧ソ連のシベリアやモンゴルに強制抑留された人に特別給付金を支給する特別措置法案が通常国会に提出され、成立する見通しとなった。(中略)生存している元抑留者に、帰国時期に応じて1人当たり25万~150万円を支給する内容だ。政府に対し、強制抑留の実態調査や遺骨収集など、抑留に関する総合的な対策の実施を義務づけることも盛り込む。
 元抑留者でつくる全国抑留者補償協議会などによると、生存者は現在10万人を切ったと推定され、平均年齢は90歳近くに達するという。約230億円と見込まれる事業経費には、2010年9月に解散予定の独立行政法人「平和祈念事業特別基金」の資本金残額を充てる考えだ。」(読売新聞2010年1月9日)

 数日前のニュースですが、シベリア抑留の生存者に新たな給付金が出るようです。労役の賃金支払いをするというわけではなく、よくわからない一時金を支給する形ですが。ただ、帰国時期によって金額を段階付けということで、従来の一律給付よりは損害補償・労役対価に近づいた感じもあります。これで手打ちということなのかな。

 財源の平和祈念事業特別基金というのは、総務省系の独立行政法人で、「今次の大戦における尊い戦争犠牲を銘記し、かつ、永遠の平和を祈念するため、 いわゆる恩給欠格者、戦後強制抑留者、引揚者等の関係者の労苦について国民の理解を深めること等により関係者に対し慰藉の念を示す事業を行うことを目的」とするものです。復員や恩給関係は主に厚生労働省が所管していますが、そこから漏れてしまう部分を総務省が拾った建前なのでしょうか。優しいような、いつまでも除け者扱いしているような。
 ちなみに、この基金の事業の一環として、新宿の「平和祈念展示資料館」が運営されています。東京在住の方は、電車の中で見かける水木しげるの描いたポスターの資料館といえば、ご存知かもしれません。基金解散で閉館になるのかと思って電話で問い合わせてみたところ、未定ではあるけれど移管して存続することになるのではないかとのことです。厚労省系の「しょうけい館」あたりと統合した方が合理的な気はしますが、そうはいかんのでしょうね。
 私は平和祈念展示資料館には行ったことがありません。調べてみると、ほぼ年中無休&無料で非常に利用しやすい条件です。ビルの1フロアだけの施設で、おそらくたいそうな内容ではないのだろうと思いますが、何かのついでで覘いてくるのはいいかもしれません。

参考
独立行政法人平和祈念事業特別基金
平和祈念展示資料館」 新宿住友ビル48階、年末年始を除き原則無休、開館時間9時30分~17時30分、入館料無料
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