山猫文庫第3版

書評と軍事史関連のレポート、その他ニュースを見て感じたことなど日常のあれこれについて。 

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日本海軍とうるるとさらら

 夏も近づいて蒸し暑い日が多くなっています。エアコン大活躍の時期です。熱暴走を起こして故障したパソコンが、どうにか修理なったので、再発しないように十分にエアコンを効かせようと思います。

 さて、冷却装置の歴史というのは存外古く、19世紀にはアンモニア式冷凍庫が実用化されていたというのを世界史で習った気もします。

 下って旧日本海軍の潜水艦には「フレオン装置」なるものが積んであって、艦内冷房がされていたそうです。フレオンという響きが錬金術のように思え、戦記で初めて読んだ時は大変ワクワクしました。後で、フレオンというのがフロンのことで、ようは普通のクーラーと同じだと知ったので、なるほどと思うと同時に少しがっかりした記憶があります。
1/700 伊-361/伊-171 #433 1935年に大阪金属工業という会社がフレオンの国産化に成功したのが、日本でのフレオン実用の始まりです。1937年に日本海軍に納入されて、1939 年に潜水艦「伊171」(画像はプラモデル箱絵)で実用試験が行われました。結果は良好で、潜水艦に対しては全面的な導入がされることになります。
 冷房なんてずいぶん贅沢な設備のようにも思えますが、南洋での作戦を想定した日本海軍にとっては重要な設備だったようです。日本海軍の潜水艦乗りは、暑さのあまりしばしばふんどし一丁になって活動していましたが、もしもフレオン冷房がなかったら、もっととんでもないことになってたでしょうね。

 フレオンを国産化した大阪金属工業は、その後の空調事業で大成功を収めます。その現在の社名がダイキン工業。もっとも今でも自衛隊向けのグレネードランチャーを生産していたりと、軍需産業の伝統も受け継いでいる会社です。
 そんなダイキンに経緯を表しつつ、当館のダイキン社製エアコン用の交換フィルターをアマゾンで注文しました。アマゾンも書籍以外にも色々売ってるのですね。さすがにグレネードランチャーは売っていませんでしたが。

参考文献
中部電力エネルギー応用研究所「ヒートポンプ式空調機器開発の歴史(1)
   (技術開発ニュース96号)

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