山猫文庫第3版

書評と軍事史関連のレポート、その他ニュースを見て感じたことなど日常のあれこれについて。 

スペイン内戦と海軍(第6回)

3.内戦に参加したスペイン艦艇の一覧(承前)
(3)潜水艦の部

「B」級潜水艦:保有数6隻(全艦戦没)
 「B1」(衝突事故で大破放棄)、「B2」(敗戦時自沈?)「B3」(衝突事故?)、「B4」(座礁)、「B5」(空襲?)、「B6」(「ベラスコ」ほかの砲撃)の全艦を内戦中に喪失。
 排水量556t(水中740t)、16kt(水中10.5kt)、76mmAA×1
 発射管:前×2、後×2(魚雷搭載数:8)

「C」級潜水艦:保有数6隻(戦没艦4隻)
c5.jpg 「C3」(独潜「U34」の雷撃)、「C5」(右画像・サボタージュによる?)、「C6」(ヒホンで自沈)は、内戦中に沈没。「C1」は一度空襲で沈没後一週間で浮揚も、停戦まで使用不能。
 スペイン海軍の主力潜水艦。より新型の「D」級は建造中で、内戦後の完成に終わった。
 排水量925t(水中1144t)、16.5kt(水中8.5kt)、76mmAA×1
 発射管:前×4、後×2(魚雷搭載数:10)

「ヘネラル・モラGeneral Mola」級潜水艦:保有数2隻(戦没艦なし)
 1937年4月にイタリアより反乱軍へ譲渡された、旧「アルキメーデArchimede」級大型潜。
 「モラ」(旧「アルキメーデ」)、「ヘネラル・サンフルホG. Sanjurjo」(旧「エヴァンジェリスタ・トリチェリEvangelista Torriceli」)の2隻。
 「サンフルホ」は、イタリア艦時代にも、政府軽巡「セルバンテス」大破などの戦果を挙げている。
 なお、このほか同型2隻「ガリレオ・ガリレイGalileo Galilei」「ガリレオ・フェラリスGalileo Ferraris」が、伊海軍でスペイン艦に擬装した名前で行動しているようである。
 排水量985t(水中1259t)、速力17kt(水中8kt)、100mm×2
 発射管:前×4、後×4(魚雷搭載数:16)

「ヘネラル・ロペスG. Ropez」級潜水艦:保有数2隻(戦没艦なし)
 イタリアより貸与された「ペルラPerla」級中型潜。1936年就役の新鋭艦。おそらく、実際には伊海軍が運用。戦後返却。
 「ロペス」(伊「イリデIride」)、「アグイラル・タブラダAguilar Tablada」(伊「オニーチェOnice」)の2隻。
 「ロペス」は、イタリア艦時代にもかなりの戦果を挙げている。
 排水量680t(水中844t)、速力14kt(水中7.5kt)、102mm×1
 発射管:前×4、後×2(魚雷搭載数:不明)

第7回に続く
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