山猫文庫第3版

書評と軍事史関連のレポート、その他ニュースを見て感じたことなど日常のあれこれについて。 

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アッツザクラと「アッツ桜」

 和名「アッツザクラ」という植物をご存知ですか。
 ピンク色の小さな花をつける、球根性の草花です。
 米領アリューシャン列島のアッツ島にちなむ名前ですが、別段原産地と言うわけでは無いそうです。てっきり原産地と思い込んでおり、最近、近くの花屋さんから聞いてびっくりしました。実際は、アフリカの高山植物だそうです。
 アッツザクラの名は、商品として売り出す際に、誰かがつけてしまったものらしいとか。それが標準和名として定着してしまったようです。

 アッツ島は太平洋戦争中の激戦地で、最初に「玉砕」があった場所です。アラスカに近い極寒の小島で、日本占領時代は「熱田島」と改名されたことがあります。
 桜など望むべくも無い土地で、代わりに小さなピンクの花に桜の名をつけて、兵士が心を慰めたという話だったのですが、その「アッツ桜」と「アッツザクラ」は別の植物だったとは。
 アッツ島の別な花が、兵士にアッツ桜と呼ばれたのは事実のようで、以前、現物がアッツ島の写真集に載っているのを見たことがあります。写真を見る限り、同じようなかわいい花です。

 アッツ島玉砕のちょうど2ヵ月後、その隣のキスカ島の日本軍6000人は、奇跡的に全員撤退に成功します。脱出に気付かずに侵攻した米軍は、後にこう評しています。「日本軍最後のヒューマニズム」と。

関連記事:「情の将軍樋口(「流氷の海」)」(2005年11月10日)

attu
Rhodohypoxis baurii(標準和名:アッツザクラ、ロードヒポキシス)
写真提供「季節の花300
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