山猫文庫第3版

書評と軍事史関連のレポート、その他ニュースを見て感じたことなど日常のあれこれについて。 

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補遺1 「今次事変に於ける捕虜帰還者の取扱方に関する件」

補遺1.「今次事変に於ける捕虜帰還者の取扱方に関する件」
 「ノモンハン捕虜の運命」の補遺として、ノモンハン事件における日本軍の捕虜処遇方針を指示した「今次事変に於ける捕虜帰還者の取扱方に関する件」(昭和14年9月30日陸満密第855号)及び付属の次官通達の主要部分を、書き起こしたものです。カタカナはひらがなに直し、句読点を補っています。
 また、参考までに、太平洋戦争開戦後の1942年8月7日に出された「大東亜戦争に於ける捕虜帰還者の取扱方に関する件」(昭和17年8月7日陸亜密第2895号)との差異を括弧書き(※陸亜密における記述)で添えました。


――引用ここから――――

今次事変(※大東亜戦争)に於て捕虜と為り帰還せる者に就ては、一律に捜査を行ひ、有罪と認めたる者は総て之を起訴すべし。

次官より関東軍参謀長宛通牒
(引用中略)爾後に於ける之が取り扱いに関しては左記に依るを可とする意見に付、通牒す。
但し将校の分限、進退に関する事項は、別に措置せらるる儀と承知相成度申添ふ。

一、捜査の結果、不起訴となり又は無罪の言渡を受けたる者の中、所要の者に対しては(※言渡を受けたる者は)、厳重なる懲罰処分を行ふ。

二、刑の執行終了者にして償勤を要するものは、総て(※要すれば)教化隊に於て服役せしむることを得。懲罰処分を受けたる者の中、所要者亦之に準ず。

三、処分終了者将来の保護に関しては、本人の意向に依りては日本以外の地に於て生活し得る如く斡旋す。

――引用ここまで――――

出典:アジア歴史資料センター(JACAR)の下記資料
「今次事変に於ける捕虜帰還者の取扱方に関する件」(JACAR Ref.C01003544100、昭和15年「陸満密大日記 第2冊」(防衛省防衛研究所))
「大東亜戦争に於ける捕虜帰還者の取扱方に関する件」(JACAR Ref.C01000542000、昭和17年「陸亜密大日記 第34号 2/3」(防衛省防衛研究所))
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