山猫文庫第3版

書評と軍事史関連のレポート、その他ニュースを見て感じたことなど日常のあれこれについて。 

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王家の戦い

 第二次世界大戦期に君主国だった国は結構たくさんあります。主要参戦国の英国、イタリア、日本のほか、小国が色々。拾ってみるとなかなかに興味深く、そのうち詳しく調べてみたいなとも思ったりしますが、実現するか不明です。

デンマーク王国(中立)
 中立宣言も保障占領という典型例。ドイツ軍が制圧した本国は保障占領統治の成功ケースとして宣伝されたけど、国王自らサボタージュの先頭に立ったと。アイスランドとフェロー諸島は連合軍に占領されて、アイスランドは戦時中に独立してしまった。グリーンランドに至っては、連合軍とドイツ軍両方が上陸したりしている。

ギリシャ王国(連合)
 一時共和制になったあと、1936年に帰ってきたばかりの国王。イタリア王国に攻め込まれて、善戦して旧アルバニア王国まで押し返すけどドイツ介入で国王亡命。生き残った装甲巡洋艦は、インド洋で船団護衛したり。

ハンガリー王国(枢軸→連合)
 王国なれど国王はいず、国王あらねど摂政がおり、海は無けれど摂政は提督。東欧各国の例に漏れず、後半戦はソ連にやられて対枢軸戦に動員。共産主義国に。

イラン王国(中立)
 パフラヴィー朝イラン。国号をペルシアからイランに変えて、中央集権化・富国強兵を推進。中立宣言したけど、産油国の上、インド洋からソ連への補給路に便利、独伊の影響強しと連合国側ににらまれる要素盛りだくさんで、あえなく電撃占領ペルシア回廊。海空軍はあえなく壊滅して国王は譲位。ソ連の介入名目はペルシア・ソビエト友好条約6条。チャーチル曰く「戦時には法は沈黙する。」

タイ王国(枢軸)
 ポンド制に入っているなど英国寄りのお国だったのが、ヴィシー政権下の仏印との紛争などを経て日本と接近。そんな日本に中立無視で英領侵攻ルートに使われて交戦するけど、真珠湾を見て勝ち馬に乗るつもりで枢軸側で参戦。
 日本に裏切られて単独講和されるけど、どっこい米国との裏交渉で見事に敗戦国扱いを回避して国連加盟。ただし英国は納得しなかったので、賠償させられる。チャーチル曰く「許しがたい背信」と。でも、英国も「マタドール作戦」で保障占領を狙っていた。

 ほか欧州ではベネルクスやノルウェー、ユーゴスラビア、リヒテンシュタインなど、それ以外ではアフガニスタン王国など。エチオピアも元の皇帝が帰ってきています。植民地などで名目上の王家があるところも多く、おおざっぱに把握するだけでもちょっと手間ですね。
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